「ヤマハ AEROX ABSは日本で正式に販売されるの?」「前輪だけでなく後輪にもABSが付いている?」「NMAX155やPCX160より買いなの?」と気になっている人も多いでしょう。
結論からいうと、ヤマハ AEROX(アエロックス)ABSは、2026年8月31日に発売される155ccの国内正規モデルです。メーカー希望小売価格は税込481,800円で、日本仕様はフロントとリヤのそれぞれで独立して作動するABSを搭載しています。
YECVT、SHIFTボタン、TCS、4.2インチTFTメーターなど、スポーツ性と電子制御を重視した装備が特徴です。一方、5.5Lの燃料タンクやライバルより高めの価格は、購入前に確認したいポイントです。
この記事では、日本仕様の価格・スペック・ABSの仕組み、海外仕様との違い、NMAX155・X FORCE・PCX160との比較、必要な免許や維持費まで詳しく解説します。
- AEROX ABSの発売日と国内販売価格
- 日本仕様のエンジン・車体・装備
- ABSが前輪だけなのか、前後に付いているのか
- 海外のAEROX Alpha Turboとの違い
- NMAX155・X FORCE・PCX160との比較
- 必要な免許、高速道路、二人乗り、車検の条件
- 新車・中古・並行輸入車を選ぶときの注意点
※この記事はプロモーションを含みます。
目次[閉じる]
- 1ヤマハ AEROX ABSの価格・スペック・国内仕様を解説
- 2ヤマハ AEROX ABSは買い?ライバル比較と購入前の注意点
- 3ヤマハ AEROX ABSのよくある質問
- 3.1ヤマハ AEROX ABSは日本で正規販売されていますか?
- 3.2AEROX ABSのABSは前輪だけですか?
- 3.3AEROX ABSは普通自動車免許で運転できますか?
- 3.4AT小型限定免許でAEROX ABSに乗れますか?
- 3.5AEROX ABSは高速道路を走れますか?
- 3.6AEROX ABSの最高速度は何km/hですか?
- 3.7「AEROX Turbo」にはターボが付いていますか?
- 3.8AEROX ABSの実燃費はどれくらいですか?
- 3.9AEROX ABSに車検は必要ですか?
- 3.10中古のAEROX155は2026年国内モデルと同じですか?
- 3.11並行輸入のAEROX Alpha Turboは国内保証を受けられますか?
- 4まとめ
ヤマハ AEROX ABSの価格・スペック・国内仕様を解説
ヤマハ AEROX ABSは、155ccエンジンと前後14インチホイールを組み合わせたスポーツスクーターです。
日本仕様には、YECVTやTCS、前後ABS、4.2インチTFTメーターなどが搭載されています。最初に、発売日や価格、基本スペック、海外仕様との違いを確認しましょう。
ヤマハ AEROX ABSは2026年発売の正規国内モデル
ヤマハ AEROX ABSは、並行輸入車ではなく、ヤマハ発動機販売が取り扱う国内正規モデルです。
2026年7月9日に国内導入が発表され、発売日は2026年8月31日です。正式名称は「AEROX(アエロックス)ABS」で、国内仕様の型式は8BK-SG97J、エンジン型式はG3V9Eとなっています。
| 項目 | 日本仕様の内容 |
|---|---|
| 正式車名 | AEROX(アエロックス)ABS |
| 発表日 | 2026年7月9日 |
| 発売日 | 2026年8月31日 |
| 型式 | 8BK-SG97J |
| エンジン型式 | G3V9E |
| 乗車定員 | 2人 |
| 生産国 | インドネシア |
| 国内での扱い | ヤマハ発動機販売の正規国内モデル |
カラーは、マットダークグレーメタリックA(マットグリーニッシュグレー)とシルバー8の2色です。国内ラインアップはABSを装備した1グレードとなっています。
過去には、インドネシア仕様などのAEROX155が並行輸入されていました。そのため、中古車サイトや過去の記事には、2026年の国内仕様とは異なるAEROXが掲載されています。
価格やスペックを確認するときは、「AEROX155」という車名だけで判断せず、年式、販売国、型式を確認することが重要です。
発売日や正式名称は、ヤマハ発動機の公式発表で確認できます。本記事のアイキャッチ画像も同発表ページの車体画像を使用しています。
価格は税込481,800円|乗り出し価格はいくらになる?
ヤマハ AEROX ABSのメーカー希望小売価格は、消費税10%込みで481,800円です。税抜きの車両本体価格は438,000円となっています。
ただし、481,800円だけで乗り出せるわけではありません。実際の購入時には、自賠責保険、重量税、登録手数料、納車整備費用などが加算されます。
| 価格項目 | 金額・目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| メーカー希望小売価格 | 481,800円 | 消費税10%込み |
| 税抜車両価格 | 438,000円 | 保険・税・登録費用は含まない |
| 販売店の車両価格例 | 419,100~481,800円 | 2026年8月30日時点の掲載例 |
| 販売店の支払総額例 | 469,600~556,100円 | 地域・店舗・諸費用で変動 |
調査時点では、車両本体価格を希望小売価格より低く設定している販売店も確認できました。ただし、本体価格が安くても、登録費用や納車整備費用を加えた支払総額では差が小さくなる場合があります。
比較するときは、車両本体価格だけではなく、次の項目を含めた見積もりを確認してください。
- 車両本体価格
- 自賠責保険料と契約期間
- 重量税
- 登録手数料
- 納車整備費用
- 配送費用
- オプションや盗難保険
発売直後は、店舗ごとに在庫、納期、支払総額が異なる可能性があります。複数の販売店から同じ条件で見積もりを取り、総額で比較すると失敗を防ぎやすくなります。
エンジン性能・燃費・車体サイズの主要スペック
日本仕様のAEROX ABSは、155ccの水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載しています。
最高出力は11kW(15PS)/8,000rpm、最大トルクは14N・m/6,500rpmです。ヤマハの可変バルブ機構VVAも採用されています。
| 項目 | AEROX ABS日本仕様 |
|---|---|
| 排気量 | 155cc |
| エンジン | 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒 |
| ボア×ストローク | 58.0mm×58.7mm |
| 圧縮比 | 11.6:1 |
| 最高出力 | 11kW(15PS)/8,000rpm |
| 最大トルク | 14N・m/6,500rpm |
| 燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
| 変速方式 | YECVT付きVベルト式無段変速 |
| 燃料タンク容量 | 5.5L |
| WMTCモード燃費 | 41.1km/L |
| 車体項目 | 数値・仕様 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 1,980mm×765mm×1,170mm |
| ホイールベース | 1,350mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| シート高 | 790mm |
| 車両重量 | 132kg |
| フロントタイヤ | 110/80-14 |
| リヤタイヤ | 140/70-14 |
| シート下収納 | 24.5L |
| 乗車定員 | 2人 |
WMTCモード燃費は41.1km/Lですが、実際の燃費は交通状況、気温、積載量、走行モード、加速の頻度によって変わります。
なお、ヤマハは日本仕様の最高速度を公表していません。海外仕様や旧型の走行動画で示される数値を、2026年日本仕様の公式最高速度として紹介することはできません。
ユーザー投稿型サイトに掲載されている燃費についても、旧型や並行輸入車が混在しています。国内2026年型の実燃費は、同じ型式の走行データが蓄積されてから判断する必要があります。
公式スペックは、ヤマハ AEROX ABS主要仕様諸元で確認できます。
日本仕様のABSは前後で独立して作動する
日本仕様のAEROX ABSは、フロントとリヤの両方にABSを備えています。
ヤマハの日本向けオーナーズマニュアルには、ABSがフロントブレーキとリヤブレーキで、それぞれ独立して働くことが明記されています。
| ブレーキ | 日本仕様 |
|---|---|
| フロントブレーキ | 油圧式シングルディスク・230mm・ABS |
| リヤブレーキ | 油圧式シングルディスク・230mm・ABS |
| ABSの作動 | フロントとリヤでそれぞれ独立して作動 |
| トラクションコントロール | 搭載 |
| ESS | 搭載 |
国内メディアや販売ページの一部には、「前輪のみの1チャンネルABS」とする情報があります。しかし、これはインドネシアなどで販売されるsingle-channel ABS仕様が混同された可能性があります。
日本仕様については、海外向けの製品ページではなく、日本向けの仕様表と取扱説明書を基準にするのが確実です。
また、ABSは急ブレーキ時などにタイヤのロックを抑え、車両の安定性を保つための装備です。どのような路面でも制動距離が必ず短くなる装置ではありません。
砂利道、濡れた路面、マンホール、段差などでは、ABSがあっても早めの減速と余裕のある車間距離が必要です。
ABSの説明は、AEROX ABS日本向けオーナーズマニュアルで確認できます。
YECVTとSHIFTボタンで走りはどう変わる?
AEROX ABSの大きな特徴が、電子制御で変速比を調整するYECVTです。
一般的なスクーターは、エンジン回転や速度に応じて機械的に変速します。AEROX ABSはYECVTを採用することで、走行モードやSHIFT操作に応じた変速制御を行います。
走行モードは、日常走行に適したTモードと、スポーティーな加速特性を重視したSモードから選択できます。
Tモードが向いている場面
- 市街地での通勤や買い物
- 穏やかな加速を重視するとき
- ストップ&ゴーの多い道路
- 扱いやすさを優先したいとき
SモードとSHIFTが向いている場面
- 上り坂で力強く加速したいとき
- 合流や追い越しで加速力が必要なとき
- ワインディングを走るとき
- 下り坂でエンジンブレーキを使いたいとき
左ハンドルのSHIFTボタンを操作すると、最大3段階でシフトダウンできます。スロットル操作によるシフトダウンにも対応しています。
ただし、一般的なマニュアル車のようにクラッチを操作して任意のギアへ変速する仕組みではありません。YECVTの制御範囲内で、加速や減速の反応を変化させる機能です。
インドネシアの上位モデルには「AEROX Alpha Turbo」という名称がありますが、ターボチャージャーなどの過給機を搭載しているわけではありません。「Turbo」はYECVTによる加速感などを表現した商品呼称です。
TFTメーター・Y-Connect・収納などの装備
AEROX ABSは、走行性能だけでなく、メーターやスマートフォン連携も充実しています。
メーターには4.2インチTFTディスプレイを採用。3種類の表示テーマに加え、走行時間などを確認できるトラックモードやラップタイマーも搭載されています。
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| メーター | 4.2インチTFTディスプレイ |
| 表示テーマ | 3種類 |
| スマートフォン連携 | Yamaha Y-Connect |
| ナビ表示 | Googleマップを利用したターンバイターン表示 |
| 電源 | USB Type-C |
| キー | スマートキー |
| アイドリングストップ | Stop&Start System |
| 灯火類 | LED |
| 給油口 | シートを開けずに給油できる外部給油口 |
| シート下収納 | 24.5L |
Y-Connectとスマートフォンを接続すると、着信、メッセージ、天気、音楽などの情報をメーターで確認できます。
ナビは地図そのものを全面表示する方式ではなく、進行方向を案内するターンバイターン表示です。使用するスマートフォン、OS、アプリの状態、通信環境によって利用できる機能が異なる場合があります。
シート下収納は24.5Lありますが、すべてのフルフェイスヘルメットが収納できるとは限りません。シェルの大きさ、帽体形状、インカムの有無によっては収まらない可能性があります。
購入前には、普段使っているヘルメットを販売店へ持参し、実際に収納できるか確認すると安心です。
- スマートフォンがY-Connectへ対応しているか
- 使用するヘルメットが収納できるか
- USB Type-C端子の位置を確認したか
- スマートキーの予備キーと管理方法を確認したか
- ナビ使用時の通信量やスマートフォンの電池消費を確認したか
装備の詳細は、ヤマハ公式のAEROX ABS機能・装備ページで確認できます。
AEROX Alpha Turbo・Connected/ABSなど海外仕様との違い
「AEROX」という名前は複数の国で使用されていますが、すべてが同じ仕様ではありません。
初代AEROX155、2020年発表のConnected/ABS、第3世代のAEROX Alpha、日本仕様のAEROX ABSでは、エンジン出力、ABS、車体寸法、装備が異なります。
| 市場・モデル | 主な特徴 | 日本での位置付け |
|---|---|---|
| 日本 AEROX ABS | 前後ABS、YECVT、TCS、4.2インチTFT、USB Type-C | 2026年発売の国内正規モデル |
| インドネシア AEROX Alpha Turbo | YECVT、Y-Shift、TCS、TFT。公式上はsingle-channel ABS | 海外仕様・並行輸入の可能性 |
| インドネシア CyberCity ABS | ABS装備グレードだが、日本仕様とは装備が異なる | 海外仕様 |
| タイ All New AEROX SP | YECVT、TCS、TFTなどを搭載 | タイ市場向け仕様 |
| フィリピン AEROX SP | フロント側のsingle-channel ABS | フィリピン市場向け仕様 |
| インド AEROX155 | 旧世代ベース。フロントABS、リヤドラム、YECVTなし | インド市場向け仕様 |
日本仕様とインドネシアのAEROX Alpha Turboは、外観が似ていても同一ではありません。
| 比較項目 | 日本 AEROX ABS | インドネシア Alpha Turbo系 |
|---|---|---|
| 最高出力 | 11.0kW | 11.3kW |
| 最大トルク | 14.0N・m | 14.2N・m |
| 車両重量 | 132kg | 130kg |
| 全幅 | 765mm | 710mm |
| ABS | フロント・リヤで独立作動 | 公式ページ上はsingle-channel ABS |
| USB端子 | USB Type-C | USB Type-A |
| 国内メーカー保証 | 対象 | 並行輸入車は対象外 |
海外モデルの価格は、現地税制、登録費用、輸送費、為替が異なるため、日本のメーカー希望小売価格と単純には比較できません。
また、タイなどで設定される現地保証は、日本国内でそのまま適用されるものではありません。日本で購入する場合は、国内正規車か並行輸入車かを必ず確認しましょう。
ヤマハ AEROX ABSは買い?ライバル比較と購入前の注意点
AEROX ABSは、スポーツ性や電子制御を重視する人にとって魅力的なモデルです。ただし、通勤のしやすさ、収納、航続距離、価格では、NMAX155、X FORCE、PCX160が向く場合もあります。
ここからは、ライバル車との違い、メリット・デメリット、日本で所有するための制度や維持費を確認します。
NMAX155・X FORCE・PCX160との違いを比較
AEROX ABSの主な比較対象は、同じヤマハのNMAX155とX FORCE、Honda PCX160です。
エンジン性能だけを見ると大きな差はありませんが、ホイール、タンク、収納、ABS、YECVTなどに違いがあります。
| 項目 | AEROX ABS | NMAX155 ABS | X FORCE | PCX160 |
|---|---|---|---|---|
| 税込価格 | 481,800円 | 459,800円 | 407,000円 | 462,000円 |
| 排気量 | 155cc | 155cc | 155cc | 156cc |
| 最高出力 | 15PS | 15PS | 15PS | 15.8PS |
| 最大トルク | 14N・m | 14N・m | 14N・m | 15N・m |
| 車両重量 | 132kg | 135kg | 130kg | 134kg |
| シート高 | 790mm | 770mm | 815mm | 764mm |
| 燃料タンク | 5.5L | 7.1L | 6.1L | 8.1L |
| WMTC燃費 | 41.1km/L | 46.4km/L | 40.9km/L | 44.9km/L |
| 収納容量 | 24.5L | 約23L | 約23.2L | 30L |
| ホイール | 前後14インチ | 前後13インチ | 前後13インチ | 前14・後13インチ |
| ABS | 前後 | 前後 | 前後 | フロント |
| YECVT | あり | あり | なし | なし |
スポーツ性を重視するなら、前後14インチ、YECVT、SHIFT、前後ABS、TCSを備えたAEROX ABSが有力です。
燃料タンク容量やWMTC燃費を重視するならNMAX155、価格とフラットフロアを重視するならX FORCE、足つき・収納・航続距離を重視するならPCX160が比較候補になります。
| 重視する条件 | 候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| スポーツ性・電子制御 | AEROX ABS | 前後14インチ、YECVT、SHIFT、TCS |
| 航続距離・快適性 | NMAX155 ABS | 7.1Lタンクと高いWMTC燃費 |
| 価格・フラットフロア | X FORCE | 比較的安く、荷物を足元に置きやすい |
| 足つき・収納 | PCX160 | シート高764mm、収納30L |
比較数値は、各メーカーの現行公式仕様を基準にしています。購入時は価格改定や仕様変更がないか、各公式ページで再確認してください。
AEROX ABSを選ぶメリット
AEROX ABSのメリットは、155ccスクーターの実用性を残しながら、スポーツ走行を意識した装備を組み合わせていることです。
- 前後14インチホイールを採用
- YECVTとSHIFT操作に対応
- 前後ディスクブレーキと前後ABSを装備
- TCSとESSを搭載
- 4.2インチTFTメーターを採用
- Y-Connectとナビ案内に対応
- 24.5Lのシート下収納を確保
- スマートキーと外部給油口を装備
特に、前後14インチとYECVTは、NMAX155やX FORCEと比較すると分かりやすい違いです。
一般的なスクーターの手軽さだけでなく、モード変更やSHIFT操作を使って走りを楽しみたい人には、AEROX ABSの装備が合いやすいでしょう。
車両重量は132kgで、NMAX155の135kgより3kg軽く、X FORCEの130kgより2kg重い設定です。極端に軽いモデルではありませんが、155ccクラスとしては取り回しを検討しやすい重量に収まっています。
安全装備では、前後ABSに加えてTCSも搭載しています。ただし、電子制御があるから転倒しないわけではありません。雨天時や滑りやすい路面では、急なアクセル操作やブレーキを避ける必要があります。
購入前に知っておきたいデメリット
AEROX ABSで最初に確認したいデメリットは、価格と燃料タンク容量です。
税込481,800円は、NMAX155 ABS、X FORCE、PCX160より高い設定です。YECVT、SHIFT、TFT、前後14インチなどに価値を感じられるかが判断基準になります。
燃料タンク容量は5.5Lで、NMAX155の7.1LやPCX160の8.1Lより小さくなっています。WMTCモード値から単純計算した理論上の距離と、実際に安心して走れる距離は同じではありません。
高速道路や長距離ツーリングで使う場合は、早めに給油する運用が必要です。
- 税込価格がライバルより高い
- 燃料タンクが5.5Lと小さい
- センタートンネルがあり、フラットフロアではない
- シート高790mmで足つきに個人差がある
- 発売直後で国内仕様の長期故障データが少ない
- 国内2026年型の中古相場やリセールが確立していない
- ヘルメット形状によっては収納できない
シート高は790mmですが、足つきは数値だけでは判断できません。シート幅、足を下ろす位置、ライダーの体格によって感じ方が変わります。
購入前には、次の項目を実車で確認しましょう。
- 両足または片足を無理なく接地できるか
- 車体を押して前後へ移動できるか
- センタースタンドを掛けられるか
- センタートンネルをまたいで乗降しやすいか
- 普段使うヘルメットを収納できるか
- ハンドルを左右へ切ったときに窮屈ではないか
足つき・取り回し・通勤での使いやすさ
AEROX ABSのシート高は790mm、車両重量は132kgです。
NMAX155の770mmやPCX160の764mmよりシート高は高く、X FORCEの815mmより低くなっています。ただし、20~30mmの数値差だけで足つきの良し悪しを決めることはできません。
シートの前側へ座ったときの幅、足を下ろす位置、靴底の厚さでも接地性が変わるため、販売店での確認が重要です。
前後14インチホイールはAEROX ABSの特徴ですが、ホイールが大きいからすべての場面で扱いやすいとは限りません。走行時の安定感を期待できる一方、駐輪場での切り返しや狭い場所での扱いやすさは、ハンドル切れ角やライダーの体格にも左右されます。
通勤で便利な装備としては、スマートキー、外部給油口、USB Type-C、24.5L収納、アイドリングストップが挙げられます。
高速道路も使う通勤ルートならETC車載器も検討を
AEROX ABSは高速道路を走行できます。料金所での乗り降りをスムーズにしたいなら、バイク用ETC車載器の後付けもおすすめです。
一方、X FORCEのようなフラットフロアではないため、足元へ箱やバッグを置く使い方には向きません。通勤バッグを運ぶ場合は、シート下収納やリヤボックスの利用を検討しましょう。
必要な免許・高速道路・二人乗り・車検の条件
AEROX ABSの排気量は155ccなので、日本では125cc超250cc以下の軽二輪に区分されます。
| 制度・条件 | AEROX ABS |
|---|---|
| 車両区分 | 軽二輪 |
| 必要な免許 | 普通二輪免許以上。AT限定でも運転可能 |
| AT小型限定免許 | 運転不可 |
| 普通自動車免許のみ | 運転不可 |
| 高速道路 | 走行可能 |
| 一般道路の二人乗り | 普通二輪免許取得後1年以上が原則 |
| 高速道路の二人乗り | 20歳以上かつ普通二輪免許等の取得後3年以上 |
| 車検 | なし |
| ナンバー | 軽二輪ナンバー |
普通二輪免許のAT限定は、400cc以下のオートマチック車を運転できます。そのため、AEROX ABSはAT限定普通二輪免許で運転可能です。
一方、AT小型限定免許の対象は125cc以下です。155ccのAEROX ABSを運転することはできません。原付免許や普通自動車免許だけでも運転できないので注意してください。
高速道路は125cc以下の二輪車が通行できないため、155ccのAEROX ABSは走行可能です。ただし、高速道路で二人乗りする場合は、運転者が20歳以上で、普通二輪免許または大型二輪免許を取得してから3年以上経過している必要があります。
首都高速道路の一部など、条件を満たしていても二人乗りが禁止される区間があります。走行前に道路標識や道路管理者の情報を確認しましょう。
250cc以下の軽二輪には車検がありません。ただし、車検がないことと、点検が不要であることは別です。使用者には日常点検や定期点検が求められます。
税金・自賠責・維持費はいくらかかる?
AEROX ABSを所有する場合、車両代とは別に税金、自賠責保険、任意保険、燃料代、メンテナンス費用が必要です。
| 費用 | 金額・考え方 |
|---|---|
| 軽自動車税 | 年額3,600円 |
| 重量税 | 新車登録時4,900円 |
| 自賠責保険12か月 | 7,100円 |
| 自賠責保険24か月 | 8,920円 |
| 自賠責保険36か月 | 10,710円 |
| 任意保険 | 年齢、補償、等級、保険会社で異なる |
| 燃料代 | 走行距離と実燃費、燃料価格で異なる |
| メンテナンス | オイル、タイヤ、ブレーキ、ベルトなど |
自賠責保険料は契約期間や適用地域により異なるため、登録時の金額を販売店または保険会社で確認してください。
任意保険は加入義務こそありませんが、対人・対物事故や車両トラブルへ備えるために検討したい費用です。保険料は年齢、免許区分、等級、補償範囲で大きく変わります。
ヤマハのオーナーズマニュアルでは、エンジンオイル交換時期について、初回1,000km、その後6,000km、以降6,000kmごとが示されています。実際には使用状況や経過期間も考慮し、販売店と相談して整備してください。
タイヤは前後14インチですが、前輪110/80-14、後輪140/70-14とサイズが異なります。交換時は価格だけでなく、対応サイズの在庫や取り寄せ日数も確認しておくと安心です。
新車・中古・並行輸入車を選ぶときの注意点
AEROXを購入するときは、国内2026年型、旧型の海外仕様、並行輸入のAEROX Alpha Turboを区別する必要があります。
調査時点では、国内2026年型は発売直後のため、中古相場が形成されていません。
中古車サイトで確認できる本体価格29.9万~32.99万円前後の車両は、年式不明の旧海外仕様を含みます。安いからといって、2026年の国内仕様と同じ装備とは限りません。
また、逆輸入のAEROX Alpha Turbo 70thなどが、国内正規モデルより高い価格で販売されている例もあります。限定カラーや海外仕様に価値を感じる場合を除き、保証、登録、修理、部品供給まで含めて比較しましょう。
| 確認項目 | 国内2026年型で確認する内容 |
|---|---|
| 型式 | 8BK-SG97J |
| 販売区分 | 国内正規車か並行輸入車か |
| ABS | 前後それぞれで作動する日本仕様か |
| 保証 | 保証の発行元、期間、適用条件 |
| 部品供給 | 購入店やヤマハ販売店で対応できるか |
| スマートキー | キーの本数、紛失時の対応 |
| Y-Connect | 国内アプリとの接続可否 |
| 支払総額 | 登録費用や納車整備費用を含む金額 |
国内正規モデルのメーカー保証は、登録または届け出の日から2年間です。保証を受けるには、保証書や定期点検の条件を確認する必要があります。
並行輸入車は、ヤマハ発動機販売の国内メーカー保証の対象ではありません。販売店独自の保証が設定されている場合は、保証期間だけでなく、修理場所、部品代、工賃、輸送費の負担も確認してください。
販売店によっては「2027年モデル」などの表記を使用する場合がありますが、モデルイヤーは公式発表と一致するとは限りません。車名の表記だけで判断せず、型式、製造年月、国内正規車かどうかを確認しましょう。
- 型式は8BK-SG97Jか
- 国内正規車か並行輸入車か
- 初度登録年月とモデル年式はいつか
- ABSは前後に装備されているか
- メーカー保証または販売店保証があるか
- 部品を取り寄せられる販売店があるか
- スマートキーと取扱説明書がそろっているか
- 支払総額に何が含まれているか
AEROX ABSが向いている人・向いていない人
AEROX ABSは、実用性だけではなく、スクーターで走りを楽しみたい人に向いています。
AEROX ABSが向いている人
- 前後14インチのスポーツスクーターを選びたい人
- YECVTやSHIFT操作を使いたい人
- 前後ABSとTCSを重視する人
- TFTメーターやスマートフォン連携を使いたい人
- 通勤と休日のスポーツ走行を1台で楽しみたい人
- 価格よりも装備やデザインを優先する人
ほかの車種が向いている人

125cc スクーター可愛いけど実用的?選び方と注意点を解説
普通二輪免許のハードルや価格を抑えたい方向けに、125ccクラスのスクーター選びのポイントをまとめた記事です。
- 燃料タンクと航続距離を重視する人
- シート高の低さを最優先する人
- 30L前後の収納が必要な人
- フラットフロアへ荷物を置きたい人
- 購入価格をできるだけ抑えたい人
- 長期間販売されているモデルの実績を重視する人
スポーツ性と電子制御を優先するならAEROX ABSが有力です。航続距離ならNMAX155、足つきと収納ならPCX160、価格とフラットフロアならX FORCEも比較してください。
最終判断では、カタログスペックだけでなく、実車で足つき、取り回し、収納、メーターの見やすさを確認し、支払総額まで比較することが大切です。
ヤマハ AEROX ABSのよくある質問
ヤマハ AEROX ABSは日本で正規販売されていますか?
はい。2026年8月31日発売のAEROX ABSは、ヤマハ発動機販売が扱う国内正規モデルです。型式は8BK-SG97Jとなっています。
AEROX ABSのABSは前輪だけですか?
日本仕様は前輪だけではありません。日本向け取扱説明書には、ABSがフロントブレーキとリヤブレーキで、それぞれ独立して働くと記載されています。
AEROX ABSは普通自動車免許で運転できますか?
普通自動車免許だけでは運転できません。普通二輪免許以上が必要です。スクーターなので、AT限定普通二輪免許でも運転できます。
AT小型限定免許でAEROX ABSに乗れますか?
乗れません。AT小型限定免許で運転できるのは125cc以下です。155ccのAEROX ABSには、AT限定を含む普通二輪免許以上が必要です。
AEROX ABSは高速道路を走れますか?
155ccなので高速道路を走行できます。ただし、高速道路で二人乗りする場合は、運転者が20歳以上で、普通二輪免許等を取得してから3年以上経過している必要があります。
AEROX ABSの最高速度は何km/hですか?
日本仕様の公式最高速度は公表されていません。海外仕様や旧型の動画で示される数値は、2026年日本仕様の公式値ではありません。
「AEROX Turbo」にはターボが付いていますか?
ターボチャージャーは搭載されていません。「Turbo」はインドネシア市場などで使われている商品呼称です。
AEROX ABSの実燃費はどれくらいですか?
日本仕様のWMTCモード燃費は41.1km/Lです。国内2026年型の実燃費データはまだ十分ではなく、旧型や海外仕様を含む投稿燃費とは分けて考える必要があります。
AEROX ABSに車検は必要ですか?
155ccの軽二輪なので車検はありません。ただし、日常点検や定期点検、消耗品の交換が不要になるわけではありません。
中古のAEROX155は2026年国内モデルと同じですか?
同じとは限りません。旧インドネシア仕様やConnected/ABSなどが中古市場に存在します。型式、年式、ABS、YECVT、TFT、保証の有無を確認してください。
並行輸入のAEROX Alpha Turboは国内保証を受けられますか?
ヤマハ発動機販売による国内メーカー保証の対象ではありません。販売店独自保証がある場合は、修理窓口や部品供給を含めて条件を確認してください。
まとめ
- ヤマハ AEROX ABSは2026年8月31日発売の国内正規モデル
- メーカー希望小売価格は税込481,800円
- 型式は8BK-SG97J
- 155ccエンジンの最高出力は15PS
- 日本仕様のABSはフロントとリヤでそれぞれ独立して作動
- 前後230mmディスクブレーキとTCSを搭載
- YECVT、T/Sモード、SHIFT操作に対応
- 4.2インチTFTとY-Connectを装備
- 車両重量は132kg、シート高は790mm
- 収納容量は24.5L、燃料タンクは5.5L
- 必要な免許は普通二輪免許以上で、AT限定でも運転可能
- 高速道路は走行できるが、二人乗りには条件がある
- 車検はないが、日常点検や定期点検は必要
- 旧型・海外仕様・並行輸入車とはABSや保証が異なる
- 購入前に足つき、収納、支払総額、保証を確認する
ヤマハ AEROX ABSは、価格や航続距離よりも、前後14インチ、YECVT、SHIFT、前後ABS、TCSなどのスポーツ装備を重視する人に向いています。
一方、燃料タンク容量や足つき、収納、価格を優先する場合は、NMAX155、X FORCE、PCX160も比較した方がよいでしょう。
購入を検討するときは、国内正規モデルであることを型式で確認し、販売店で足つきと収納を試したうえで、諸費用を含む支払総額を比較してください。
この記事を書いた人:KickTrend編集部
自転車・電動自転車・モペット・原付・バイクなど、身近な乗り物の交通ルールや選び方を調べてわかりやすく発信しています。法改正や制度変更があった際は、公的な情報をもとに内容を随時見直しています。




