「子どもの通学用に買ったキャップ型のヘルメット、もしかして対象?」「帽子みたいでおしゃれだから毎日かぶっていたのに……」と、不安になってこのページを開いた方も多いのではないでしょうか。
2026年10月20日、雑貨メーカーの株式会社オーブが、自転車用ヘルメット2製品の自主回収と返金を発表しました。対象はキャップ型ヘルメット「30-0212」とハット型ヘルメット「30-0213」で、表示している安全基準を満たしていないことが分かったためです。
帽子に近い見た目のヘルメットは、2023年にヘルメット着用が全年齢で努力義務になってから、通勤・通学用として手に取る人が増えたタイプです。「ちゃんと自転車用と書いてあったから安心して使っていた」という方ほど、今回の発表に驚いているはずです。
この記事では、対象の型番と色番、手元のヘルメットが対象かどうかを確かめる見分け方、レシートがない場合も含めた返金の手順を、公式の回収案内をもとに整理しました。確認は1分ほどで終わります。
※この記事は2026年10月26日時点の情報をもとに作成しています。
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結論:30-0212・30-0213は今すぐ使用中止、購入店で返金
- 対象はオーブのキャップ型「30-0212」とハット型「30-0213」の全カラー(2025年4月〜2026年10月販売)
- 表示された安全基準を満たさず、転倒時に頭を守れないおそれがある
- 購入した店舗に本体を持ち込めば返金。レシートがなくても本体があれば対応
- 事故・けがの報告は現時点でなし
オーブの自転車用ヘルメット2製品が自主回収に
まずは、今回の回収がどのような内容なのかを整理します。対象製品、回収の理由、販売期間を押さえておけば、手元の製品が該当するかどうかを判断しやすくなります。
2026年10月20日に回収・返金を発表
株式会社オーブは2026年10月20日、自社の自転車用ヘルメット2製品について自主回収と返金を行うと発表しました。
公式の案内によると、製品の検査証をあらためて確認したところ、製品表示や取扱説明書に書かれている安全基準を満たしていない、または表示どおりの性能を発揮できないことが分かったとのことです。
自転車用ヘルメットは、転倒したときに頭への衝撃をやわらげるための製品です。その性能が表示どおりでない以上、かぶり続けるのは避けるべきでしょう。
出典:株式会社オーブ「弊社製自転車用ヘルメットの自主回収について」
対象はキャップ型30-0212とハット型30-0213
回収の対象は次の2製品です。どちらもサイズは頭周り約56〜60cmで、販売期間は2025年4月から2026年10月までです。
| 製品名 | 型番(品番) | 対象の色番 |
|---|---|---|
| キャップ型ヘルメット | 30-0212 | #82・#92・#94・#99 |
| ハット型ヘルメット | 30-0213 | #92・#97・#99 |
公式案内に記載されている色番は上記のとおりで、販売されたカラーすべてが対象です。「うちのは色が違うから大丈夫」とは考えず、型番で確認してください。
現時点で事故やけがの報告はなし
オーブによると、今回の不具合が原因の事故やけがは、現時点で報告されていません。
ただし、ヘルメットの性能不足は「転んだそのとき」に初めて表面化するものです。事故が起きていないから大丈夫なのではなく、事故が起きる前に使うのをやめることが大切です。
代わりのヘルメットが手元にない場合でも、対象製品を「ないよりまし」と使い続けるのはおすすめできません。返金を受けたうえで、安全基準を満たしたヘルメットに買い替えましょう。
手元のヘルメットが対象か確かめる見分け方
キャップ型・ハット型のヘルメットは、他社からも似たデザインの製品が多く販売されています。見た目だけで判断せず、内側に付いている識別タグで型番を確かめるのが確実です。
帽体の内側にある識別タグを見る
対象製品には、帽体の内側に注意書きが印刷された識別タグが付いています。タグの下の部分に「品番・色番」と「JANコード(バーコード)」が印字されています。
下の図のように、タグ左下の品番が「30-0212」または「30-0213」なら回収対象です。
タグの実物写真は、オーブの公式回収案内ページに掲載されています。図とあわせて見比べると、より確実に判断できます。
JANコードでも確認できる
タグの文字がかすれて品番が読みにくい場合は、バーコードの下に印字されたJANコード(13桁の数字)でも確認できます。対象のJANコードは次の7種類です。
| 製品 | 対象のJANコード |
|---|---|
| キャップ型(30-0212) | 4571690509648 4571690509655 4571690509662 4571690509679 |
| ハット型(30-0213) | 4571690509686 4571690509693 4571690509709 |
パッケージや値札を捨てずに残している場合は、そちらに印字されたJANコードでも照合できます。
タグが取れている・読めないときは
タグを切り取ってしまった、洗濯や汗で文字が消えてしまったという場合は、自己判断で「対象外」と決めつけないでください。
見た目がキャップ型・ハット型で、2025年4月以降にオーブの商品を扱う雑貨店などで買った記憶があるなら、ひとまず使用を中止したうえで、後述のオーブ「ヘルメット回収係」に問い合わせるのが確実です。
購入した店舗に持ち込んで、対象かどうかを確認してもらうのもひとつの方法です。
返金方法|レシートがなくても対応
対象製品だと分かったら、次は返金の手続きです。手順はシンプルで、購入した店舗に本体を持ち込むだけです。ここでは流れと、つまずきやすいポイントを紹介します。
購入店に本体を持ち込むだけ
返金は、ヘルメットを購入した販売店の窓口で受け付けています。手続きの流れは下の図のとおりです。
持ち込む前に、念のため購入店に電話で「オーブのヘルメット回収の件で返金を受けたい」と伝えておくと、当日の手続きがスムーズです。
レシートなし・ギフトでもらった場合
公式案内では、レシートがなくても対象製品の本体があれば返金に対応するとしています。購入から時間がたってレシートを捨ててしまった場合も、あきらめる必要はありません。
家族や知人からプレゼントでもらった場合や、どの店で買ったか覚えていない場合は、店舗ではなくオーブの回収係に直接相談するとよいでしょう。
なお、フリマアプリなどで個人から買った中古品の扱いは、公式案内では明記されていません。こちらも回収係に問い合わせて確認してください。
問い合わせ先と受付時間
回収・返金についての問い合わせ先は次のとおりです。平日のみの受付なので、時間帯に注意してください。
株式会社オーブ ヘルメット回収係
- 電話:092-586-7503
- 受付時間:9:00〜18:00(土・日・祝日を除く)
- メール:info@aube-fc.jp
電話がつながりにくい場合は、型番・色番・購入時期・購入店(分かれば)をまとめてメールで送ると、やり取りが一度で済みやすくなります。
回収品を手放したあとのヘルメット選び
返金を受けたら、次に使うヘルメットを選ぶ必要があります。同じ失敗を繰り返さないために、選ぶときに確認したいポイントをまとめました。
着用は全年齢で努力義務
2023年4月1日に改正道路交通法が施行され、自転車に乗るすべての人にヘルメット着用の努力義務が課されています。罰則はありませんが、子どもを乗せる保護者には、子どもにかぶらせる努力義務もあります。
回収対象のヘルメットを外したまま「しばらくノーヘルで」とならないよう、早めに代わりを用意しておきましょう。自転車の交通ルール全般については、次の記事でも詳しく解説しています。
自転車 違反切符は危険?今すぐ確認すべき対象違反と反則金ヘルメットとあわせて押さえたい、自転車の青切符の対象違反と反則金をまとめています。
SGマークなど安全基準の表示を確認
自転車用ヘルメットを選ぶときは、SGマークなど第三者機関の安全基準を満たしていることを示す表示があるかを確認しましょう。SGマークの基準には、衝撃吸収性やあごひもの強さ、脱げにくさといった項目が含まれています。
今回の回収は「表示された基準を満たしていなかった」ことが理由でした。表示があるかどうかに加えて、メーカーの公式サイトで基準や問い合わせ先がきちんと公開されているかも見ておくと安心です。
SGマークの対象製品や基準は、製品安全協会の公式サイトで確認できます。
子どもには年齢と頭囲に合うサイズを
回収対象の2製品は頭周り約56〜60cmの大人向けサイズでした。子どもが大人用を借りてかぶると、ぶかぶかで転倒時にずれてしまい、本来の性能を発揮できません。
子ども用は、頭囲を測ってからサイズの合うものを選び、あごひもは指1本が入る程度に締めるのが基本です。子どもを乗せて走る場合のルールは、次の記事で詳しく紹介しています。
自転車の二人乗りは違反?子供と一緒に乗れる条件を解説子どもを乗せて走るときの条件と、ヘルメットを含めた安全対策を解説しています。
電動自転車小学生を乗せると違反?年齢や罰金ルールを徹底解説小学生を電動自転車に乗せる場合の年齢ルールと罰則を解説しています。
オーブのヘルメット回収に関するよくある質問
最後に、今回の回収について読者から出てきそうな疑問をQ&A形式でまとめます。
オーブのヘルメットはどの製品が回収対象ですか?
キャップ型ヘルメット「30-0212」(色番#82・#92・#94・#99)と、ハット型ヘルメット「30-0213」(色番#92・#97・#99)の2製品です。2025年4月から2026年10月に販売されたもので、販売カラーすべてが対象です。
レシートがなくても返金してもらえますか?
はい。公式案内では、レシートがなくても対象製品の本体があれば、購入店で返金に対応するとしています。
どこで買ったか覚えていない場合は?
株式会社オーブのヘルメット回収係(電話092-586-7503、平日9:00〜18:00、メールinfo@aube-fc.jp)に問い合わせてください。
なぜ回収されることになったのですか?
製品の検査証を再確認したところ、製品表示や取扱説明書に記載した安全基準を満たしていない、または表示どおりの性能を発揮できないことが分かったためです。転倒時に安全を確保できないおそれがあります。
事故やけがは起きていますか?
2026年10月26日時点で、オーブは本件に起因する事故やけがの報告はないとしています。ただし性能が不十分なため、使用はすぐに中止してください。
まとめ
株式会社オーブが、自転車用ヘルメット2製品の自主回収と返金を発表しました。主なポイントをまとめます。
- 対象はキャップ型「30-0212」とハット型「30-0213」の全カラー
- 販売期間は2025年4月〜2026年10月
- 表示された安全基準を満たさず、転倒時に頭を守れないおそれ
- 見分け方は内側タグの品番・色番、またはJANコード
- 購入店に本体を持ち込めば返金、レシートは不要
- 問い合わせはオーブ ヘルメット回収係(092-586-7503)
家族の分も含めて、自宅にあるキャップ型・ハット型のヘルメットのタグを一度確認してみてください。対象だった場合は使用をやめて返金を受け、安全基準を満たしたヘルメットに早めに切り替えましょう。
この記事を書いた人:KickTrend編集部
1981年式のRZ50にハマったのがきっかけでバイクの世界に足を踏み入れ、そこから電動自転車やモペット、キックボードなど身近なモビリティ全般にも興味を広げてきました。交通ルールや選び方をわかりやすく発信しており、法改正や制度変更があった際は、公的な情報をもとに内容を随時見直しています。



