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ブリヂストンサイクルは2026年10月1日、電動アシスト自転車「DUAL DRIVE(両輪駆動)」の2027年モデルを発表しました。目玉は、高耐久の新バッテリー「B310」の採用と、それに伴う「DUAL DRIVEバッテリー5年保証」サービスの開始、そして日々の乗り降りを便利にする新機能「押さずにON」の搭載です。
「電動アシスト自転車はバッテリーがどれくらい長持ちするのか不安」「毎回電源ボタンを押すのが地味に面倒」——そんな声に応える形での発表です。公式プレスリリースをもとに、新バッテリーの仕組みと保証条件、新機能の中身、そして搭載モデルの発売時期を整理しました。
結論からいうと、DUAL DRIVEは特定の1車種の名前ではなく、ブリヂストンの電動アシスト自転車に搭載される駆動・バッテリーシステムのブランド名です。2027年モデルでは、子ども乗せ・通学通勤・買い物・スポーツ向けまで、幅広いラインナップに新バッテリーB310が展開されます。「DUAL DRIVEって何?」「自分が欲しい車種はいつ対象になるの?」という疑問に答えられるよう、公式情報を一次情報として整理したうえで、業界の一般的なバッテリー寿命の目安なども交えて解説していきます。
新バッテリー「B310」は何がすごい?バッテリー5年保証の条件
DUAL DRIVEの基本的な仕組みは、走行中に前輪のモーターが発電機としてはたらき、こまめにバッテリーへ「回復充電」を行うというものです。満充電→空を繰り返す充電よりも、こまめな充電の方がバッテリーセルの劣化を抑えられるため、結果として長持ちします。
「走りながら自動充電」とB310の耐久性セル
2027年モデルに搭載される新バッテリー「B310」は、この「走りながら自動充電」による長持ち効果に加えて、新たに耐久性の高いバッテリーセルを採用したのがポイントです。公式発表では、回復充電の効率もさらに向上したとされています。
軽量化・時短も実現(約300g軽量化・充電40分短縮)
性能面の強化だけでなく、使い勝手も改善されています。従来モデルと同等の走行距離を確保しながら、バッテリー本体を約300g軽量化。さらに充電時間も40分短縮されており、持ち運びや日々の充電の負担が軽くなっています。
バッテリー5年保証の条件(購入者オンライン登録が必要)
B310搭載モデルを対象に、通常2年間のバッテリー保証を5年間に延長する「DUAL DRIVEバッテリー5年保証」が開始されました。延長には購入者オンライン登録が必要な点に注意してください。比較対象は従来品「B400」で、5年保証はあくまでB310搭載車のみが対象です。
他社の保証サービスと比べるとどうか
電動アシスト自転車のバッテリー保証は、各メーカーが力を入れている分野です。たとえばベスビーは任意加入(有償)で「長期4年保証」を用意しています。それに対しブリヂストンの「DUAL DRIVEバッテリー5年保証」は、対象モデル購入後にオンライン登録するだけで追加費用なく5年まで延長できる点が特徴です。リチウムイオン電池の実用寿命は一般に3〜4年程度(充電700〜900回程度で初期容量の50%前後まで低下)とされているため、5年保証は「寿命の目安を保証期間がカバーする」水準といえます。
長く乗るなら、日々のメンテナンス用品も一緒に
バッテリーだけでなく、空気圧やチェーンの状態も走行距離・バッテリー消費に影響します。携帯ポンプや簡易メンテナンスキットがあると安心です。
新機能「押さずにON」で乗り降りがもっとスマートに
バッテリーと並ぶもう一つの目玉が、新機能「押さずにON」です。電源ボタンを押す手間と、押し忘れによる「アシストなし発進」の両方を解決する機能として追加されました。
前輪を動かすだけで自動起動、入れ忘れ防止
駐輪場から自転車を出してそのまま乗車するなど、前輪が少し動くだけでシステムが自動的に起動します。ボタン操作を意識する必要がなく、電源の入れ忘れによるアシストなしでの発進も防げます。
停車30秒で自動節電モードへ(対象外機種に注意)
従来のオートオフ機能に加えて、停車状態が30秒続くと自動で節電モードへ移行する機能も新たに追加されました。子どもの送り迎えや買い物など、短時間の停車が多い場面でも電源操作を意識せずに済みます。なお公式発表では、「押さずにON」はハイディツーとカジュナeを除くと注記されている点に留意してください。
この機能が特に効くのは、1日に何度も乗り降りする人です。たとえば保育園の送り迎え→買い物→帰宅のように短い移動を繰り返すケースでは、都度ボタンを押す手間がなくなるだけでなく、「電源を入れ忘れたままペダルが重い状態で発進してしまう」という小さなヒヤリも減らせます。逆に1日1回しか乗らない使い方では、恩恵は限定的かもしれません。
DUAL DRIVE搭載モデル・発売時期まとめ
新バッテリーB310と「押さずにON」は、2027年モデルのDUAL DRIVE搭載車へ順次採用されます。用途別に対象モデルと発売時期をまとめました。
| モデル名 | 用途 | 発売時期 |
|---|---|---|
| ビッケ モブ dd | 子ども乗せ自転車 | 2026年10月下旬発売予定 |
| アルベルト e | 通学・通勤向け自転車 | 2026年12月上旬発売予定 |
| ステップクルーズ e | 通学・通勤向け自転車 | 2026年7月発売 |
| ラクット | 買い物向け自転車 | 20インチ:2026年9月/24インチ:2026年7月/26インチ:2026年9月 |
| ラクットワゴン | 買い物向け三輪車 | 2026年9月発売 |
| フロンティア デラックス | 買い物向け自転車 | 2026年10月下旬発売予定 |
| TB1e | スポーツ向け自転車 | 2026年11月上旬発売予定 |
なお、バッテリー「B310」は単体でも販売される予定です。既にDUAL DRIVE搭載車を持っている場合、車種によってはバッテリー単体の買い替えで新機能の恩恵を受けられる可能性があります(対応可否は公式サイトで要確認)。表を見てわかる通り、発売時期は7月から12月まで約半年に渡って分散しています。これは一度に全車種を切り替えるのではなく、用途別の需要期(通学シーズン前、年末の買い替え需要など)に合わせて順次投入する狙いがあると考えられます。急いでいない場合は、狙っている車種の発売時期まで待ってから購入を検討するのも一つの方法です。
DUAL DRIVEが向いている人・買い替えタイミングの考え方
ブリヂストンの調査では、電動アシスト自転車の購入時に重視する点として「バッテリー寿命」は「価格」「メーカー」に次ぐ第3位に挙がっているとされています。長く安心して使いたい人ほど、今回のB310・5年保証・押さずにONは刺さりやすい内容です。
特に向いているのは、通学・通勤や子どもの送り迎えなど毎日乗る人です。こまめな乗り降りが多いほど「押さずにON」の恩恵が大きく、走行頻度が高いほど回復充電によるバッテリー延命効果も実感しやすくなります。坂道の多い地域や、片道の距離が長い通勤・通学ルートで使う場合も、バッテリーの消耗が大きい分、長寿命設計のメリットを感じやすいでしょう。
一方で、すでに旧モデルのDUAL DRIVE車に乗っていて大きな不満がないなら、慌てて買い替える必要はありません。バッテリー単体販売が予定されているため、車体はそのままにバッテリーだけ新調するという選択肢も検討の余地があります。価格は本稿執筆時点の公式発表では明示されていないため、購入を検討する場合は公式サイトや販売店で最新の実売価格を確認してください。
逆に、週1〜2回程度しか乗らない、短距離移動が中心という人にとっては、5年保証や回復充電の効果を実感しにくい可能性があります。その場合は保証の有無よりも、車体サイズや用途(子ども乗せ・買い物・通学)に合ったモデル選びを優先した方が満足度は高くなりやすいでしょう。
よくある質問
Q. DUAL DRIVEとはどんな自転車ですか?
A. DUAL DRIVEは特定の1車種の名前ではなく、ブリヂストンサイクルの電動アシスト自転車に搭載される駆動・バッテリーシステムのブランド名です。走行中に前輪モーターで発電し、こまめにバッテリーへ回復充電することでバッテリーの長寿命化を図る仕組みが特長です。
Q. 新バッテリー「B310」はいつから展開されますか?
A. 公式発表によると、2026年7月発売のラクット24インチおよびステップクルーズeから順次展開され、2026年12月上旬発売予定のアルベルトeまで、2027年モデルの対象7車種に順次搭載されます。
Q. バッテリー5年保証を受けるには何が必要ですか?
A. B310を搭載した2027年モデルの対象車両を購入し、「購入者オンライン登録」を行うことが条件です。登録により、通常2年間のバッテリー保証が5年間に延長されます。登録を忘れると通常の2年保証のままになってしまうため、購入後はできるだけ早めに手続きしておくと安心です。
Q. 「押さずにON」が使えない機種はありますか?
A. 公式発表では、ハイディツーとカジュナeの2機種は「押さずにON」の対象外とされています。同じDUAL DRIVE搭載車でも車種によって対応機能が異なる場合があるため、購入予定の車種が対応しているかは、公式サイトまたは販売店で事前に確認するのが確実です。
まとめ
ブリヂストンの新型DUAL DRIVE 2027年モデルは、新バッテリー「B310」による長寿命化・軽量化・充電時短、「DUAL DRIVEバッテリー5年保証」、そして新機能「押さずにON」による日々の使いやすさ向上が三本柱です。対象は子ども乗せから通学通勤、買い物、スポーツ向けまで幅広く、2026年7月〜12月にかけて順次発売されます。買い替えを検討している人は、まず自分が使う車種の発売時期と、5年保証に必要なオンライン登録の条件を確認しておくとスムーズです。今後、価格や細かいスペックなど続報が出た際は、本記事も随時更新していく予定です。
長く使う電動アシスト自転車だからこそ、防犯対策も忘れずに
バッテリー搭載車は盗難時の被害額も大きくなりがちです。頑丈なワイヤーロックやバッテリーカバーで、長く安心して乗れる環境を整えておきましょう。
※本記事はブリヂストンサイクル株式会社の公式プレスリリース(2026年10月1日発表)をもとに作成しています。価格・仕様・発売時期は変更される場合があるため、最新情報はブリヂストン公式スペシャルページでご確認ください。
この記事を書いた人:KickTrend編集部
1981年式のRZ50にハマったのがきっかけでバイクの世界に足を踏み入れ、そこから電動自転車やモペット、キックボードなど身近なモビリティ全般にも興味を広げてきました。交通ルールや選び方をわかりやすく発信しており、法改正や制度変更があった際は、公的な情報をもとに内容を随時見直しています。




